物語する芸術祭 in 空堀
about
~「物語する芸術祭 in 空堀」について~
~本で物語を楽しむように、まちで物語を楽しむ~
「物語」は私たちに色々なことを教えて、気付かせてくれます。
遥か昔の神話や寓話から、近代の小説、詩や歌、そして思い出話まで。
こういった物語を本で楽しむのも面白いけれど、
その形としてのメディアが「本」から「まち」に入れ替わったとき、
いったいどんな楽しみ方が起きるのか、起こせるのか。
そんな本を読むだけでは得られない、物語の新しい楽しみ方を模索する芸術祭です。
■概要
空堀のまち全体を舞台にして、期間内に「物語」をテーマにした表現活動を行います。
作品を作って展示するものや、パフォーマンスや公演、ワークショップのようなものもあれば、
ゲリラ的に行われる営みや行為なども含まれます。
■実施期間
第3回 物語する芸術祭 in 空堀
2019年4月27日(土)~5月26日(日)
*プログラムによって異なる
■主催
物語する芸術祭 in 空堀 実行委員会
■空堀について
大阪市中央区という中心部にあるまち「空堀」
この空堀のまちは歴史があることもあり、まちの中に様々な「物語」が眠っています。
昔より語り継がれているまちや地域の物語から、
個人の中に秘められている記憶としての主観的な物語、
このまちで感じたインスピレーションから新たに生まれていく物語まで。
空堀のまちを「レコード盤」に、堀を「レコードの溝」に例え、
参加者が「レコード針」になって歩きまわることで、
まちの至る所に記録された様々な物語が再生されていく、、、そんなイメージです。
News
新着情報
先日発表された【からほり米俵文学賞2019】にて 『尻尾の長いジャコウネコ科の体長45cmほどの肉食動物』という作品で、大賞を受賞した椎美みやこさん。 賞品として授かった大量のお米を皆さんで分け合いたいということで、日曜日に文学賞記念「お米食べ放題パーティ」を開催することになりました! 文学で食う飯はうまいか? 今回いただいたお米は、ミナミ無農薬研究会さんの手作り米で、これは大阪のお米屋さんが集まって作っているオリジナル米だそう。贅沢! ただでさえ美味しいこのお米。 皆さんで好きな本の話でもしながら食べると更にどれだけうまくなるか!? 週末の晩ご飯に、本が好きな方、お米が好きな方、皆さん...展示,2019空堀のまちは、直木賞で有名な直木三十五が育ったまちであったり、 大阪文学学校という学校からも有名な作家さんを輩出していたりします。 また『プリンセス・トヨトミ』のように、小説や映画の舞台になることも しばしばあるように、非常に物語と縁の深いまちであります。 そんなまちで、これから羽ばたこうとする作家を、まちで応援しようじゃないかと、 本をこよなく愛する空堀商店街のお米屋さん「上六米穀」さんのご協力の元 『からほり「米俵」文学賞』として新しい文学賞を2017年に創設しました。 3回目となる今回のテーマは「路地」。 5/6(月・祝)に発表会を行います。 また、そこに向けて4/28から展示...からほり発!地域文学賞が発足! 空堀のまちは、直木賞で有名な直木三十五が育ったまちであったり、大阪文学学校という学校からも有名な作家さんを輩出していたりします。 また『プリンセス・トヨトミ』のように、小説や映画の舞台になることもしばしばあるように、非常に物語と縁の深いまちであります。 そんなまちで、これから羽ばたこうとする作家を、まちで応援しようじゃないかと、2017年に新しく文学賞を創設しました。 3回目となる今回も、本をこよなく愛する空堀商店街のお米屋さん「上六米穀」さんのご協力の元『からほり「米俵」文学賞』として開催します。ふるってご応募くださいませ。 ■応募ジ...他の投稿Event Calender
Entry
~メッセージ~
これは「芸術祭」なのか。
物語する芸術祭は、今年で3回目の開催となります。
今年も去年に引き続き、イベントとして「楽しんでもらう」ことよりも、
表現者の「やってみたい」をシンプルに大事にした芸術祭にできないかなと考えています。
地域を舞台にした芸術祭では、
「まちのためにアーティストを消費するな」なんて言葉がよく聞かれます。
また「芸術とか言ってまちを消費するな」という言葉もよく聞かれます。
つまりは、無自覚に「使われてしまう」表現者とまち、
こういったことが議論のテーマになりがちでした。
そんな中で「片側が、もう片側を使う」というアンバランスな構図をいかに打破するかの試みが、
ここ近年、様々な芸術祭でずっとなされてきたと感じています。
しかしそんな中で、じゃあ「自覚的にまちを使う」ことはどうなんだろう、という疑問がわいてきました。
「まち」はそもそも私財ではなく公共財なので、
そこに関わる人たちが、ある意味「好き勝手に」使ってこそ、その魅力が作られていくものだと思います。
逆に「誰にも使われないまち」に魅力があるとはあまり思えません。
上述のように、無自覚にまちを使うことが、
消費的に何かを「刈り取る」ような行為だとすれば、
自覚的にまちを使うことは
「種を蒔く」ような行為となりえる可能性があるのではないか、と考えました。
そこで、これまでの「本で物語を楽しむように、まちで物語を楽しむ」という
柱となるテーマ性はそのままに、
「自覚的にまちを使う」べく、
表現者の「やってみたい」にもっとチャレンジするような形で実施できればと思います。
この芸術祭自体が「やってみたい」のチャレンジでもあるので、
全体も、個々の表現も、一緒になってやってみたいのです。
具体的には、
まず「出展者 = 実行委員会」という形にして、
全員でこのプロジェクトに挑戦するという形を取ります。
「あなたは出展者、私たちは事務局です」というように立場をわけません。
また、鑑賞者目線でわかりやすく、楽しみやすく整えられたコンテンツとして成立させることには
あまり重きを置きません。
なんなら告知せずにこっそりやる作品や
パフォーマンス、プロジェクトなどがあってもいいくらいだと思っています。
これは、「芸術祭」と言ったものの、
たくさんのパッケージ化されたコンテンツを提供する一般的な形のイベントを目指していないので、
もはや「表現者による実験」と言ったほうがふさわしいかもしれません。
しかしながら、公共性のあるまちが舞台であるので、
「見せる」という側面も残した上で実施することに意味があると考えたので、
昨年通り「物語する芸術祭」という名前で実施をできればと思います。
そもそもこの「物語する芸術祭」自体が、何をする芸術祭なのか、まだ形の定まらないところがあります。
これは、やりながら可能性を模索していきたいという側面があります。
ういう意味でも、型のあるコンテンツを実施するよりも、
自由に試してみるような表現が中心にあることで、
色んなものが揺さぶられて新たな輪郭がじわじわと現れていけばいいなと考えています。
Entry
~出展の申込について~
■出展について
去年に引き続き、
今回の芸術祭のスタンスの中で何かやってみたいと思っていただけていること、
また「出展者 = 実行委員会」という形にして、
全員でこの芸術祭というプロジェクトに挑戦するという形を取るので、
物理的な会議への参加よりも、気持ちの話としてこういったスタンスで参加していただけること、
この2点をちゃんと理解したいただける方とご一緒できればと思います。
「理解」というのは「賛成」や「納得」という意味ではなく、
意図や意味が「わかった」という意味です。
ですので、直接お会いして、話しながら進めていきたいと思います。
その上で、まずはエントリーシートをご提出いただき、
ひとまず選考をさせていただきます。
選考は主に上記の点と、物理的に可能そうかどうかで判断させていただきます。
数は少なくとも、趣旨を大事にして中身を丁寧に実施できればと思っています。
決まり次第、こちらのwebサイトやSNSでお知らせをしていきます。
エントリーシートにはコンセプトや具体的なプラン(期間、場所、手法、メンバーなど)をご記入ください。
提出後の変更も可能です。
【場 所】実施場所についてはなるべく希望に沿うように調整をします。
ただし希望に添えない場合や、自身で費用を負担していただく場合もあります。
【費 用】1,000円/1エントリー
【締 切】5/26(日)24:00
応募要項
まずは下記より応募要項をダウンロードしていただき、内容をご確認ください。
エントリシート
応募要項を確認後、こちらのエントリーシートに必要事項をご記入の上、メールにてお送りください。
Staff
~スタッフ募集~
■運営スタッフの募集について
自分の作品を出したり、出展は考えていないけど、スタッフとしては参加したい!
という方も大歓迎です。下記の contact のメールフォームよりご連絡ください。
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~お問い合わせ~
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